Linarco Rodriguez
Coffee Producer
Linarco Rodriguez Ospina
Colombia / Huila / Palestina
リナルコ・ロドリゲス・オスピナは、コロンビア南部、 ウイラ県パレスティナでエル・ディビソ農園を営むコーヒー生産者です。
コーヒー生産者の家庭で育ち、 経営学で得た知識を農園運営に生かしながら、 家族とともにコーヒーの品質向上に取り組んでいます。
コーヒーとともに育つ
リナルコは、幼い頃からコーヒー生産に関わる家庭で育ちました。
両親が収穫を行う時期には、 空いた時間を使って農作業を手伝い、 日常生活の中でコーヒー生産の仕事を学んでいきました。
栽培や収穫だけでなく、 生産に必要な細かな作業や、 農園を維持することの難しさにも、 幼い頃から触れてきました。
現在のリナルコにとってコーヒーは、 単なる農作物ではなく、 家族の暮らしとともに受け継がれてきた仕事です。
経営学から農園経営へ
リナルコは当初、経営学を学び、 いつか首都へ移り住むことを考えていました。
実際に首都へ移ることはありませんでしたが、 学びを続ける中で、 自分自身で事業を営むことに価値を感じるようになります。
農業以外の分野にも挑戦しましたが、 最終的には家族のコーヒー農園を引き継ぐ道を選びました。
学んできた経営の知識は、 農園の作業を管理するだけでなく、 コーヒーを継続的な事業として成長させるうえでも 重要な基盤となっています。
リナルコが引き継いだのは、 コーヒーを育てる土地だけではありません。 農園を一つの事業として運営し、 次の世代へ残していく役割も担っています。
家族で支える農園
エル・ディビソ農園の運営には、 リナルコの家族全員が関わっています。
リナルコは、 家族で力を合わせて働くことが、 農園を支える大きな要素だと考えています。
一日の仕事を終えた後、 家族はキッチンに集まり、 コーヒーを飲みながらその日の出来事を語り合います。
それはロドリゲス家で大切にされてきた習慣であり、 コーヒー生産と家族の暮らしが 深く結びついていることを表しています。
農園を維持し、生産を続けていくことは、 決して簡単な仕事ではありません。
それでも家族で力を合わせ、 農園とコーヒー生産を守りながら、 自分たちの夢をつないでいます。
リナルコは、 自分が大切にしている仕事と情熱を、 家族と分かち合えることに誇りを感じています。
二段階の発酵を取り入れた精製
エル・ディビソ農園の精製は、 完熟したコーヒーチェリーを 丁寧に選んで収穫することから始まります。
収穫したチェリーは袋に入れたまま、 農園内のウェットミルで 18時間発酵させます。
その後、水を使用せずに果肉を除去し、 パーチメントコーヒーを 密閉したプラスチック製の容器へ移します。
容器内では、 さらに60〜72時間の発酵を行います。
発酵を終えたコーヒーは軽く水洗いし、 残ったミューシレージを取り除くため、 そのまま8時間置かれます。
その後、乾燥場へ移し、 水分値が10〜12%になるまで ゆっくりと乾燥させます。
乾燥を終えたコーヒーはGrainProバッグに入れ、 15〜20日間保管して状態を安定させた後、 パレスティナにあるCaravelaの買付拠点へ運ばれます。
エル・ディビソ農園
エル・ディビソ農園は、 ウイラ県パレスティナの標高1,620メートルに位置しています。
農園の総面積は6.5ヘクタールで、 その全体がコーヒー栽培に使用されています。
ゲシャ、カトゥーラ、タビ、 ブルボン・ロサドなどの品種を栽培し、 セドロやアボカドなどの木陰を生かしながら コーヒーを育てています。
リナルコ・ロドリゲス・オスピナは、 家族から受け継いだコーヒー農園に、 経営学で得た知識を取り入れながら、 エル・ディビソ農園を運営しています。
収穫から発酵、乾燥までの工程を丁寧に管理し、 コーヒー生産を農業としてだけでなく、 継続して成長させる事業として捉えています。
家族が力を合わせて農園を支える姿と、 二段階の発酵を取り入れた細かな精製管理には、 リナルコが受け継いできた経験と、 より良いコーヒーをつくるための取り組みが表れています。